2016年11月09日 13:30

ムーンスターが雪寒地向けシューズに搭載する、ガラス繊維入り防滑ソール「スペラン(R)」が、このたび2016年度、誕生から30年を迎えた。
「スペラン(R)」のルーツは1956年、南極観測隊の依頼を受け、特殊防寒靴を寄贈したこと。1985年に当時の技術担当者が、氷上でのソールの防滑性を高めるため、氷の上でも滑らないシロクマの足裏の体毛をヒントに、歩行時氷に刺さるよう路面と垂直にガラス繊維を配合し、「スペラン(R)」が誕生した。
以来30年間、ガラス繊維を垂直に配向する技術を継承する一方、防滑性向上のため進化を続けており、今冬は新たに、溶けかけの雪道でも防滑性に優れたモデルが登場。路面との間にできた水膜を破るスリットと、水を排出しやすい枝葉形状の底意匠を備えており、現代のビショビショ雪に対応。さらに柔軟に変形するスポンジ積層構造で、スペラン部が路面の凸凹を多面的に捉え、高い防滑性を実現している。