2016年11月09日 09:43

JTBパブリッシングは、コミックエッセイ『ツレ元気 からだにいいゴハン計画』を11月10日に発売する。
沖縄では滋養のあるおいしいものを食べたときに、「ぬちぐすいなたん」という言葉を使う。「ぬちぐすい」とは、毎日の「食べること」を通して身体を健康にしていくという沖縄に古くからある考え方で、古来沖縄と交流のあった中国の「医食同源・薬食同源」が元になっている。
著者の細川貂々さんと夫であるツレは、貧血やうつ病などの経験から、ともに日々の食事が身体に及ぼす影響に気が付く。本書では、「食べること」について考えるようになった著者一家が「ぬちぐすい」という言葉を知り、沖縄の旅を通して「食べること」の大切さを体感していく様子を、ほのぼのとしたタッチで描いている。世界遺産の斎場御嶽や首里城、牧志公設市場など、沖縄の名所も多く登場し、旅のコミックエッセイとしても楽しめる一冊だ。
定価は1100円(税抜)。