2016年09月02日 15:05

ホンデュラスとグアテマラで環境保護活動家への攻撃がエスカレートしている。大規模な採掘、伐採、水力発電プロジェクトから環境を守ろうと闘っている個人やコミュニティが、中傷、脅迫、暴行を受け、殺害されている実態を、アムネスティは調査報告書で明らかにした。
ホンデュラスでは、今年3月、グアルカルケ川のダム建設反対運動の先頭に立っていたベルタ・カセレスさんが殺害された。それから2週間後、COPINHのメンバー、ネルソン・ガルシアさんが射殺され、6月には、姉妹団体のレスビア・ウルキアさんが殺された。グアテマラでは、環境保護や土地の権利に取り組む活動家が、誹謗中傷にさらされている。
国際NGOグローバル・ウィットネスによれば、2015年、世界で環境保護や土地の権利に取り組む活動家の殺害は185件あり、うち65%にあたる122件はラテンアメリカ諸国で起きている。