2016年06月17日 09:08

河出書房新社は、6月17日、芥川賞作家・柳美里さんの小説「ねこのおうち」を発売する。
今年、執筆開始30周年&芥川賞受賞20周年を迎える柳さんが描く2年ぶりの最新小説は、中川翔子さんも絶賛する猫好き必読の感動の物語だ。本作は猫との生活を通じて、生きることの哀しみ、そしてきらめきを描きながらも、昨今の猫ブームに加熱する社会に一石を投じる。
ブームの裏側で人間の手により捨てられ、その命を失う沢山の猫たち。そんな猫たちと幸運にも出会った人々との間で奏でられる命の物語は、読後、私たちの胸にこれまでと違った「猫との世界」を広げるはず。
7月8日には、柳美里さんの執筆業30周年を記念して、ロフト9でトークライブを開催。デビューから現在まで、そして南相馬市に移住してからのこれからを語りつくす。終演後には、新刊サイン会も開催。
書籍の価格は1500円(税抜)。