2016年02月17日 14:00

JOGMECは、沖縄の伊平屋島北西方海域と久米島北西方海域に、銅、鉛、亜鉛、金、銀を含む海底熱水鉱床を発見した。

伊平屋島北西沖の鉱床(仮称「田名(だな)サイト」)は、南北800m×東西600mの範囲に大小多数のチムニー(尖塔状地形)やマウンド(小丘)が群集。久米島北西沖の鉱床(仮称「比嘉(ひが)サイト」)は、直径100m強のカルデラ地形の内壁に鉛・亜鉛鉱物からなる緻密質な塊状鉱石が分布し、カルデラ周縁部にも活動的な熱水噴出が存在している。

平成24年から継続して行われている沖縄海域等での地形調査、音波探査、海底観察、サンプリング等による広域調査の成果。今回発見した2サイトでも引き続き調査を行い、海底熱水鉱床の広がりや金属含有率、鉱石の品位を把握し、資源量を評価する予定。