2016年01月18日 16:39

「美術手帖」2月号は、マンガ家浦沢直樹を特集する。浦沢直樹の画業を通覧する個展が、世田谷文学館で1月16日から開催される。同展にあわせ、浦沢の最新の活動にスポットを当て、日本マンガの実態に迫る。
「YAWARA!」「20世紀少年」「MONSTER」「PLUTO」など国民的人気を博し、日本マンガ史を形づくる作品を手がける浦沢直樹。33年間途絶えることなく連載を続けている浦沢にとって、「マンガとは物量」であり、もっとも多く連載を抱えていた時期は月130枚原稿を描いていたというその圧倒的な仕事量を、数字と原画の撮り下ろしで伝えるページが巻頭を飾る。話題のテレビ番組「浦沢直樹の漫勉」の誕生秘話なども明かす。少年時代に描いた秘蔵マンガノート「ブラックスカル」の初公開など、いかにして「マンガ家・浦沢直樹」が形成されてきたかをたどることができる充実の内容だ。
「美術手帖」2月号は、1月18日発売。定価 1600円+税となる。