2015年12月03日 07:10

オプテックスは、11月29日に開催された「第9回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」に参加。中国の水質公害に直結する中国の工場排水において、簡易水質測定システムの化学的根拠に基づいた評価に関するプロジェクトで、常州大学 陳教授および共立理化学研究所と協力合意を交わした。

中国では、工場排水において今もなお有害物が含まれた水の垂れ流しがあり、水環境保全ととともに企業の水質管理や運営の効率性などに課題を抱えている。特にメッキ工場から排水される重金属は生態系に影響を及ぼす有害物であることから、この業界では水質汚濁防止の取り組みが急がれている。

約1年間のプロジェクトにより、メッキ工場においての簡易水質測定システムの有効性を確かなものとし、業界での活用を加速度的に展開していく。これまで課題であった測定の運営や管理においても、より迅速・簡易に継続的な水質測定ができ、また分散する測定データを総合管理できるようになり、効率的な排水管理が実現できる。