2015年11月30日 09:29

ホテルオークラ東京と企業文化交流委員会は、8月3日~8月20日にかけて開催したチャリティーイベント「第21回 秘蔵の名品 アートコレクション展」の収支報告を取りまとめ、純益金127万6261円を、日本赤十字社とNHK厚生文化事業団に寄付した。

第21回となる今回は、「美の宴~琳派から栖鳳、大観、松園まで」と題し、人々が集い、祝い、心通わせる場である「宴(うたげ)」に焦点を当て、さまざまに描かれる宴のさまを「奏でる」「舞い踊る」「集う」の3つのテーマを定めて展示。

会場はホテル内の宴会場「平安の間」。90mにわたる大壁面「三十六人家集三十七帖」で知られ、近代日本画の傑作とされる竹内栖鳳「アレ夕立に」(髙島屋史料館)や端正な美人画で知られる上村松園の「舞仕度」(ウッドワン美術館)、酒井抱一の「四季花鳥図屏風」(陽明文庫)など、人と人との結びつきや巡り合いを表現した秀作60点が集まった。