2015年11月27日 16:19

中国深圳発-世界のUAV(無人飛行機)技術をリードするDJIが、高性能の農薬散布用UAVを11月27日に発表した。

DJI Agras MG-1(アグラス MG-1)は、防水防塵設計と耐食性素材を採用しているため、使用後はきれいに洗浄して折り畳み、容易な運搬と保管が可能。8個のローター(回転翼)を備えたAgrasは、農薬散布のため10kgの液体を積むことができ、1時間に7~10エーカーの面積に散布することが可能。手動による農薬散布に比べると、40倍以上効率的ということになる。

このUAVは最速秒速8メートルで飛行し、飛行速度に合わせて噴霧の強度を自動的に調節、農薬液を常に均等に散布することができる。フライトコントロールシステムとマイクロ波レーダーを搭載し、センチメートル単位の精度を実現。Agras MG-1 は中国と韓国で先行発売され、続いて他の地域でも発売する予定。DJI Agras MG-1についての詳細はこちら