2015年11月24日 11:24

ボッシュは、ライダーの安全な車線変更を支援する二輪車向けアシスタンスシステム「サイドビューアシスト」を開発した。

電子制御によるアシスタンスシステムは自動車の分野に限らず、ますますその広がりを見せている。ボッシュのサイドビューアシストは、世界初となる二輪車向けアシスタンスシステムだ。4つの超音波センサーを使用して周囲を監視し、ライダーの安全な車線変更を支援する。これらのセンサーは、ミラーだけでは視認するのが難しい、または、まったく視認できない車両の両側の範囲を最大5m監視し、ライダーの死角に車両がいる場合には、ミラー近くの視覚信号を使って警告。車線変更などの際に衝突を回避できるよう支援する。

サイドビューアシストは、車速が時速25~80kmで作動し、他の道路利用者との相対速度の差が小さい場合にライダーをサポート。このシステムは、特に渋滞など、頻繁な車線変更が必要となる市街地で安全性の向上に大きく寄与する。