2015年11月06日 14:38

誠文堂新光より「アイデア・ドキュメント 文字とタイポグラフィの地平」が刊行された。

本書は、デザイン誌「アイデア」に掲載されたタイポグラフィと和文書体の関連記事約10年分をまとめて収録、400ページ以上におよぶボリュームで再録したコンピレーション。デジタル技術の革新によってデザイン環境がDTPへと移行した90年代半ば以降、国内外でタイポグラフィへの関心が高まったことを受け、誌上でもさまざまな事例や研究が紹介されてきた。

本書はそのなかでも古今東西のタイポグラフィについての考察、和文書体や日本語タイポグラフィの歴史研究やレポート、タイポグラフィについてのブックガイドなどを中心に収録。タイポグラフィおよび和文書体に対する理解を深め、議論をつないでいくための、日本語を扱うデザイナー必読の一冊。定価3500円(税別)。