2015年10月21日 14:35

セント・ジュード・メディカルは、Nanostim(TM) リードレスペースメーカの安全性及び有効性を評価するThe LEADLESS Japan治験における最初の患者登録を発表。世界初の、植込み後に摘出可能かつ低侵襲のリードレスペースメーカの植込み手術が、筑波大学附属病院循環器内科の青沼和隆教授により行われた。

本ペースメーカは、手術・医療処置などで生体を傷つけたり損傷が生じにくい手術で、心臓内に直接植込むことができるペースメーカー。操作可能なカテーテルを用いて大腿静脈からのアプローチで植込みを行うこのデバイスは摘出可能であるため、植込み手術中に容易に位置を変更することができ、必要に応じてその後に摘出することもできる。

本治験では日本国内の3施設で約30例の被験者登録を予定しており、青沼教授は「直接心臓内に留置できるこの先進的なペースメーカは、心血管医学において真に革新的な技術となり得る」と述べている。