2015年06月03日 15:18

うま味インフォメーションセンターは、「料理界のハーバード大」と称される「カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(C.I.A)」で、毎年うま味レクチャーを行っている。

このたび行なわれた3回目の授業では、理事の二宮くみ子氏や、京都の2店の老舗料亭から2人のシェフが登壇。うま味が西洋料理によく使われる食材にも含まれることや、うま味たっぷりの日本のだしの作り方のデモンストレーションなどが行われた。

さらにこの学校の卒業生であり、食品の研究開発のコンサルタントを手掛ける企業Pilot R&Dの創始者アリ・ブーザリ氏が登場。ブーザリ氏は、糠そのものもうま味食材であることに着目。発酵バターを加え、さらに濃縮したうま味をもった糠のソースを仕上げ、講堂を沸かせた。

生徒たちの反応も好評で、うま味調味料を上手に使ったレシピを考えたいという生徒も。次回は7月10日ミラノ万博「JAPAN SALONE」で実施される。