2015年06月03日 14:43

心理カウンセラーの植西聰氏によると「忘れることは、勉強すること、仕事のマニュアルを覚えることと同じくらい大切」だと言う。子どもは忘れるのが上手で、泣き止めばケロッとして遊びに行くが、大人は過去を思い出しては後悔し、なかなか前向きな一歩を踏み出せず立ち往生してしまう。

記憶しておかなければならないことを覚えておかないと、生活のうえでさまざまな支障が生じるが、それと同じように、忘れなければならないことを忘れられないでいると、やはりいろいろな問題が起こる。どうすれば私たちをがんじがらめにしてしまう過去の記憶を忘れることができるのか?

本書「忘れたいことを忘れる練習」では、そんな疑問に答えるべく、心理学や禅の教え、ニューソート哲学などさまざまな角度から90の「忘れる方法」を紹介。新規一転、明日から前向きに生きるためにイヤなことを「忘れる」ためのヒント見つけられる一冊。