2015年06月02日 17:30

受配電機器メーカーの河村電器産業は「感震ブレーカ(感震リレー)」を京都最古の禅寺である臨済宗大本山 建仁寺(京都市東山区)に寄贈した。

近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が問題となっている。過去に起きた阪神・淡路大震災では火災原因の約30%が、また東日本大震災では約50%強が電気火災によるものだという。

そこで河村電器産業は、電気火災に対して有効な手段とされている「感震ブレーカ(感震リレー)」を、建仁寺の方丈に寄贈し、設置。なお同社は、2014 年11 月にはトラッキング火災を未然に防ぐ「プレトラックコンセント」を同寺の法堂に、「プレトラックコンセント」を方丈に寄贈している。

今後も重要文化財や歴史的価値のある建物・施設などを電気火災による被害から守るため、「感震ブレーカ(感震リレー)」や「プレトラックコンセント」の設置を進めていく予定だという。