2015年04月09日 13:38

紛争状態にあるイエメン南部の都市アデンの港に4月8日、麻酔薬や手術器材など緊急医療物資1.7トンを載せた船舶が無事到着した。船はジブチから出発し、国境なき医師団(MSF)が手配した。
イエメンでは国内各地での武力衝突に加え、3月26日以降は空爆が始まり、医療ニーズが膨らんでいたが、空港や港湾の閉鎖など移動制限のため人道援助の提供が阻まれていた。
一方、MSFの救急外科チームも別の船で到着。人員・物資ともにMSFが市内で運営している救急外科施設に補充される。
物資はすでにMSFがアデン市内で運営している医療施設に届けられた。
今回の救急外科チームはMSFスタッフ5人で構成され、赤十字国際委員会の貨物船でアデンに到着した。MSFは近日中に、チャーター便による首都サヌアへの追加医療物資の空輸も計画している。