2015年03月24日 14:11

かつて江戸時代の諸大名が競って購入し、「府中に味噌あり」と言わしめた歴史と伝統を誇る「府中味噌」。ところが、昨今の料理離れ・和食離れの流れを受け、近年では府中味噌も他の味噌と同様に消費量が大きく落ち込んでいる。
それに伴い味噌蔵の廃業も進み、現在では「浅野味噌」「金光味噌」「本家中村屋」の3社を残すのみとなった。
このままでは400年以上の歴史をもつ「府中味噌」が消滅してしまうという危機感のもと、府中商工会議所が音頭を取り、日頃は商売敵である味噌蔵3社が、共同で新商品を開発することを提案。
それぞれの蔵が一番得意とする味噌を一つのパッケージに収めた、府中味噌のオールスターとも言うべき「最強の」府中味噌が完成した。
「我が家の合わせ府中味噌」(オリジナルレシピ集付き)は、3月24日(火)より同組合ホームページで販売される。