2014年07月30日 15:47

フジタと大和ハウス工業は、物流施設や工場などの設計段階で、床振動を短時間かつ高精度に解析できるシステム「大型施設用床振動解析システム」を共同開発した。「大型施設用床振動解析システム」は、両社が2月に共同開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」に続くシナジー開発第二弾となる。

「大型施設用床振動解析システム」は、フジタが開発した床振動解析システム「揺れイザーⅠ」、「揺れイザーⅡ」をベースに開発したもの。床振動解析にコンピューターで、複雑な構造物の変形・振動などを数値的に解析する手法である有限要素法を採用することで、従来のシステムでは解析が難しかった、鉄骨と鉄筋コンクリートを混合した特殊な梁や開口のある床など、様々な構造でも床振動を解析することが可能。

また当システムは、図面を作成するだけで解析することができ、さらに床の振動を3次元アニメーションで表示できるため、初めてシステムを使用する場合でも入力・解析・結果の表示まで短時間で行うことができる。