2014年11月12日 18:26

11月12日は、6回目となる「世界肺炎デー」である。

ユニセフは、肺炎で亡くなる子供が大幅に減少したことは、肺炎に関する戦略が有効であったことの証であると発表する。しかし、今なお毎年この予防可能な病気で死亡する子供たちは94万人に上り、子供たちを肺炎から守るために、取り組むべきことはたくさんある。

肺炎は子供の主要な死亡原因の1つで、全体の15%を占めている。ユニセフは最近発表した統計で、2000年以降、肺炎による死亡が44%削減されたとしている。

肺炎の主な原因は家庭での空気汚染で、薪や糞、石炭を調理や暖房の燃料に利用している家庭の子どもたちは、肺炎にかかるリスクが高くなっている。また、人口密度の高い住環境の家庭は、より肺炎にかかりやすくなっている。加えて、貧しい家庭の子どもたちは、肺炎の主な原因となるはしかや百日咳の予防接種を受けていない傾向にある。

BANA2013-01169