2014年11月05日 16:43

武装勢力による混迷が続くコンゴ民主共和国で、10月に入って民間人を襲う事件があちこちで起きている。複数の市民団体の報告によると、東部の都市ベニやその周辺の村々において、1カ月間で100人以上が殺害され、27人が重傷を負い、10人が誘拐されている。財産の破壊や略奪も起きているとのことだ。襲っているのは、おもに民主同盟軍ADFだ。

10月30日の夜、ベニから75キロほど離れた村で、ADFの襲撃があった。この事件で18人の民間人が殺害され、7人が重傷を負ったと伝えられる。

ADFをはじめとする武装勢力は、市民に対するこうした違法な襲撃を中止すべきであり、コンゴ当局と国連平和維持部隊は、危険にさらされている市民を守るために、迅速な行動をとる必要がある。襲撃の急増は警鐘であり、あらゆる手立てを講じて阻止しなくてはならない。

アムネスティは、アムネスティはADFとコンゴ軍の双方に国際人道法を遵守するよう要請する。