2025年10月28日 09:57

医療リテラシー研究所が運営する、医療コミュニケーションについて考える啓発プロジェクト「やさしい医療のカタチ」は、横浜市と「医療コミュニケーションに関する市民啓発に関する協定」を10月23日に締結した。

「やさしい医療のカタチ」は、2018年に「SNS医療のカタチ」として、有志の医師によって立ち上がった、医療情報を一般の人にもわかりやすく伝えることを目的とした活動。医療情報の正確な理解を促し、患者と医療者のより良いコミュニケーションを育むことを目指して、SNSや講演、市民イベントなど、オンライン・オフライン両面でやさしい医療を広めてきた。

これまで横浜市とは、「医療マンガ大賞(2019年〜)」への企画協力・審査などでの協働をはじめ、「横浜市市民医療安全講演会」への登壇などを通じて、市民と医療者をつなぐ取り組みを継続的に実施してきた。その積み重ねをもとに、今回は名称変更後の第1弾として、日本最大規模の自治体である横浜市と包括的な連携協定を締結する運びとなった。

本協定を機に、両者は市民が医療をより身近に感じ、安心して医療者と話し合える社会の実現を目指し、トークイベントやブックフェア、デジタルサイネージ、子育て支援アプリでの情報発信など、多角的な啓発活動を共同で展開していく。「やさしい医療のカタチ」は、今回の横浜市との協定を第一歩として、医療を「もっと身近に、もっとやさしく」感じられる社会の実現を目指す。

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