2024年10月16日 19:39

世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、岐阜県加茂郡東白川村および東白川村FSC(R)認証材普及推進協議会と、「日本のFSC(R)認証林推進協定~持続可能な森林づくりにむけて」を締結。また、来春に村立東白川村小学校へ寄贈予定の東白川村認証林を活用した学習机も披露した。
東白川村は、「日本で最も美しい村」にも選出されている。「東濃檜(とうのうひのき)」で知られる、古くから林業が営まれてきた地域で、持続可能な森林管理の国際認証であるFSC認証を2003年に取得した。2019年には製材工場やプレカット工場、住宅メーカーなど7者でFSC認証木材普及推進協定を締結。持続可能な森林づくりを推進し、地域のFSC認証木材の利用促進と普及促進に長らく取り組んできた。
締結式で披露した東白川村認証林を活用した学習机は、後藤木材社が東濃檜を学習机の天板に使用して制作したもの。東白川村の木材は、桜の花を思わせるような淡いピンクで、目が細かく強度に優れ、豊富な油分が生み出す漆器のような艶を持っており、その特徴を活かした学習机となっている。来春には村立東白川村小学校へ10台寄贈を予定。
持続可能な形で行なわれる森林の管理は、生物多様性の保全につながる大事な取り組み。今回の協定締結により、WWFジャパンは東白川村におけるFSC認証木材の普及・啓発活動等のさらなる活動支援を実施していく。








