IDホールディングスの特例子会社である愛ファクトリーは、このたび鳥取県および鳥取市の協力のもと山陰地方で初となる、町田式水耕栽培によるメロン栽培を開始した。

愛ファクトリーは創業以来、農業と福祉の連携および、所在地である鳥取県鳥取市の特産品の創出に注力し、地域社会への貢献を実現してきた。近年は「IoT×農業」の可能性を模索しており、今回のメロン栽培においても、環境制御データを取得することで、最適な栽培環境の整備を目指す。

従来の土壌栽培では、年間をつうじてメロン1株から2～3玉を収穫するところ、支柱を利用してメロンを空中で水耕栽培することで、4カ月程度で平均30～40玉の収穫が可能になる。同技術で栽培したメロンは市場で高く評価され、品質の良さが特徴のひとつとなっている。

収穫したメロンは、生産地の鳥取県が星空観測の名所であることからついた「星取県」という愛称と、IDグループのマスコットキャラクター「マナちゃん」にちなみ、「マナちゃんの星取メロン」という名称で商標の出願を行っている。

マナちゃんは絶滅危惧種に指定されているアメリカン・マナティをモチーフにしたマスコットキャラクター。IDグループでは、マナちゃんをグッズやイラスト、LINEスタンプ等に登場させることにより、地球環境の保全に取り組んでいる。IDグループは今後も事業活動をつうじて「Waku-Wakuする未来創り」に取り組んでいく。

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