2025年10月23日 09:50

地域新聞社は、文化放送が主催する「中小企業Business&Innovation AWARD 2025」において、次世代の飛躍が期待される企業に贈られる「ネクストヒーロー賞」を受賞した。
同アワードは、ビジネスの最前線で活躍し、革新的な取り組みや社会課題の解決に貢献した企業・個人を表彰するアワード。持続可能な成長や組織変革、新たな働き方の提案など、多様な視点からイノベーションを体現した事例を募集し、専門家による審査を経て選出される。
同社が構築した「地域共創プラットフォーム」とは、「株式交付」という手法を用いて、非上場の地元優良企業と同社がグループ会社として協調・共存していくことを可能にする仕組み。具体的には、地元優良企業のオーナーが自社株式を同社に譲渡し、その対価として同社の株式を受け取る。これにより、当該企業は同社のグループ会社となり、オーナーは親会社である同社の株主となる。法的には子会社の位置づけとなるが、実際には上下関係のないDAO型(分散型)組織としての運営を想定している。そのため、地元優良企業は上場会社である同社の信頼性・資金調達力・人材ネットワークなどを活かしながら、従来どおり自立的な経営を継続できる。結果として、地域の中小企業が抱える後継者問題や相続問題といった深刻な課題の解決にも寄与する。
今回、「地域共創プラットフォーム」が、地元企業と次世代をつなぐ画期的なスキームとして高く評価されるとともに、時価総額の向上に向けた積極的な取り組みも認められ、9月26日に開催された授賞式にて表彰された。