2025年10月07日 19:23

大日本印刷(DNP)は、未来社会ショーケース事業「グリーン万博」のリユースマッチング事業「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」に協賛。会期後の建材・設備・備品の再利用(リユース)促進することで、社会実装に貢献する。
同社は「経済成長と地球環境が両立する社会」を含む「4つの社会」をより良い未来として掲げ、2030年~2035年を見据えたマテリアリティ(重要課題)を特定。ネイチャーポジティブなバリューチェーンの実現に向け、製品とそのライフサイクルの情報を一元的に関連付ける「情物一致」の考え方を軸に資源循環の高度化に取り組んでいる。
今回DNPが協賛する「ミャク市!」は、「未来社会の実験場」である大阪・関西万博を舞台とし、建設分野のサーキュラーエコノミー(循環経済)に挑戦する取り組み。DNPはその趣旨に賛同し、リユース資材を識別するための「個体識別用ステッカー」を提供する。
ミャク市で出品されるのは、照明器具やコーヒーマシン、ベンチから、大屋根リングといった大規模建築物まで多彩。これらリユースされる建材や設備に対し、万博での使用履歴や製品仕様といった「素材の履歴」を付加することで、資材の真正性を担保する。それとともに、単なる資材にも万博で使われたという「ストーリーのある資源」として扱われることで、効率的なリユースを支援して、循環型社会の実現に貢献する。