2025年08月18日 12:54

AquaAgeは、既存の業務用ドローンに業務特化型AI機能を付加し、より高度な物体認識・障害物回避・自律飛行を実現する次世代ドローンAIプラットフォーム「AIRPHA(エアファ)」のα版(MVP)を、8月にリリースした。
近年、社会課題の解決手段として、ドローンの実用的な活用が幅広い分野で注目されている。各メーカーが提供する業務用ドローンは高性能である一方、建設、農業、災害調査、インフラ点検など、用途ごとに求められるAI機能が異なるため、現場のニーズに十分応えられないケースが少なくない。その結果、ドローン運用は依然としてレベル3(手動操縦)にとどまり、機体の操作には操縦者1名に加え、数名の補助者を配置する必要がある。そのため、人件費の高騰につながりやすく、ドローンの普及や導入拡大を阻む要因となっている。このような背景から、名古屋大学発スタートアップAquaAgeは、自動運転・知能ロボット・AI開発で培った技術と経験を結集し、これらの課題解決に取り組む。
次世代ドローンAIプラットフォーム「AIRPHA」は、ドローンAIソリューション事業で培った業務特化型AIを統合して開発した。主なターゲットは、人件費削減や業務効率化を目的にAI導入を検討しているドローンサービス会社。こうした企業に対して、「AIRPHA」の高度なAI機能を月額課金制(SaaS)で提供する。