2025年07月15日 12:46

ルクレは、工事写真を自動で適切に仕分けるAI技術「仕分けAI」を開発した。

建設業では、現場で働くノンデスクワーカーの深刻な人手不足と人件費の高騰を背景に、省人化・省力化が急務となっている。しかし、現場では工事写真を小規模な工事でも数百枚、大規模な工事では数万枚も撮影。工種や場所など様々な項目で細かく写真を仕分けて台帳を作成し、発注者に提出することが必要なため、工事写真業務は依然として大きな負担となっている。ルクレはこの課題を解決するため、1999年の「蔵衛門」サービス開始以来、26年間で蓄積した12億枚超の工事写真データを学習し、約1500種類の仕分けパターンを生成。写真を撮影すると自動で最適な仕分け方法を適用するAI技術を開発した。本技術は、特許出願中。

「仕分けAI」は、電子小黒板の有無に関わらず、写真の仕分けから台帳作成までを自動化。これによって経験に頼ることなく、誰でも悩まず写真整理ができ、仕分け作業が一瞬で完了する。さらに、ユーザーの仕分け傾向を学習してパーソナライズされた仕分けにも対応する。台帳は「蔵衛門」の「台帳ビュー」機能により工事関係者にクラウドで共有され、従来のように紙に印刷することなく、台帳の納品イメージをどこにいてもリアルタイムに確認することができる。また、紙の台帳をそのままブラウザ上で再現した「蔵衛門」ならではの直感的なUI/UXで、誰もが迷わず利用できるサービスを実現している。

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