2025年06月27日 16:09

JR東日本スマートロジスティクスと京王運輸は、連携して一台4役の機能を有する多機能ロッカー「マルチエキューブ」の受取・発送機能を活用した物流サービスを開始する。6月30日より、専用ECで注文した商品をロッカーで受け取れる新サービス「駅チョク便」を開始し、マルチエキューブ27駅で商品受取が可能になる。
JR東日本スマートロジスティクスが提供する「ロッカーホテル即配サービス」では、マルチエキューブに預け入れられた荷物を指定されたホテルに当日配送する新たな集荷場所として恵比寿駅・目黒駅・大崎駅を追加。集荷および配送を京王運輸が担当する。また専用ECサービス(駅チョク便)で注文を受けた商品を、利用者が指定したJR東日本線および京王線内のマルチエキューブへ、鉄道を利用した両社の配送員が配送する。
ロッカーの多機能化により駅の物流拠点化を進めるJR東日本スマートロジスティクスと、鉄道配送等の新たな物流サービスを提供する京王運輸。両社の駅の利便性向上を目指す思いが一致し、本取り組みが実現した。本取り組みにより、更なる駅を利用する乗客の時間価値の向上につなげていく。
なお「ロッカーホテル即配サービス」は事前に専用サイトにて予約し、対象のロッカーに荷物を預け入れると当日に指定したホテルで受け取れるサービス。一方、「駅チョク便」は専用ECサイトにて注文した商品を、対象のロッカーで受け取れるサービス。今後も、駅の利便性向上および駅ならびに周辺地域の物流課題の解決に取り組んでいく。