2025年06月26日 15:49

電通デジタルと電通は、広告コピー生成ツール「AICO2」に、キャッチコピーだけではなく新たにボディコピーの自動生成機能を実装した。「心に響くコピー」のストーリーを生成することで、広告全体の訴求力を高める。

「AICO2」は、電通コピーライターが長年培ってきた思考プロセスを学習したAI広告コピー生成ツール。キャッチコピーの自動生成に特化し、短く印象的な言葉で多くのブランド・商品の魅力を伝えることに貢献してきた。

今回の機能追加は、電通のコピーライターが培ってきた琴線に触れるコピーを生み出すための思考プロセス(創造的思考モデル)が備わっている「AICO2」に、Fine-TuningしたGPT-4.1モデルを実装。ブランドの世界観や文脈を描き出す独自の表現力が求められるボディコピーの生成を可能にした。

これにより、対象商品やサービスの価値、共感を生むストーリー性のあるメッセージ生成が可能に。広告表現の質と量の両立を実現しながら広告全体における「共感を生む言葉づくり」の領域を広げて、ブランドと生活者の関係構築においてより深いコミュニケーションを可能にする。今後も両社は、「人間の知」と「AIの知」を掛け合わせ、高品質な広告制作を支援することで、企業の事業成長と社会の持続的な発展に貢献していく。