2025年06月26日 15:42

Adeccoは、5月28日、日本でドライバーとして就労することを希望する外国籍人財を対象にした「自動車運送業分野特定技能1号評価試験」をジャカルタ首都特別州で開催。タクシードライバー試験は10名が受験し3名が合格、トラックドライバー試験は50名が受験し27名が合格した。

現在、労働人口の減少によりドライバーが不足するだけでなく、高齢ドライバーへの依存も進行している。また、2024年4月から適用された働き方改革関連法でトラックドライバーの年間時間外労働が960時間に制限されたことにより、輸送力の減少や物流の停滞の加速が懸念されている。さらに物価高の影響を受け、物流コストがさらに上昇することも見込まれている。

こうしたなか、人手不足をはじめとした物流に関する課題解決を促進するため、2024年3月、特定技能の対象分野に「自動車運送業分野」が追加されることが閣議決定された。これにより、トラック、バス、タクシーの各業界で特定技能の在留資格を持つ外国籍のドライバーを受け入れることが可能になった。

Adeccoは、海事協会の協力のもと、日本国外で「自動車運送業分野特定技能1号評価試験」を開催することで、現地の人財が来日することなく特定技能の在留資格取得のための試験を受ける機会を提供。さらに、試験に合格し、特定技能の在留資格を取得した外国籍のドライバーを速やかに顧客に紹介することで、特定技能外国人の就労と自動車運送業を手がける企業の人手不足解消を支援する。