2025年06月20日 09:59

MOL(Asia Oceania、MOLAO)はシンガポールで9月より開催される海事アクセラレータプログラム「Smart Port Challenge 2025(スマートポートチャレンジ、SPC)」に「Innovation Partner」として初めて参画することを決定した。

SPCは、シンガポール政府が推進する海事イノベーションプログラム「PIER71」の中核的プロジェクト。MPA(シンガポール海事港湾庁)およびNUS Enterprise(シンガポール国立大学の起業支援機関)によって共同運営されており、世界中のスタートアップに対し、物流効率化、脱炭素化、港湾のデジタル化などのテーマでソリューション提案の機会を提供している。2025年のプログラムでは、複数の企業・機関がイノベーション/インベストメントパートナーとして参画し、スタートアップの事業開発、PoC支援、資金支援を行う。

商船三井のシンガポールに拠点を置く100%子会社、MOLAOは、MPAからの招待を受け、参加スタートアップ企業への定期的なメンタリング、事業化支援、および実証実験(PoC)の機会提供を行う。海運業界の課題に対して、アジア・オセアニア地域におけるネットワークを活かし、現場と連動した形でのイノベーション創出をスタートアップ企業と共に推進する。今年で5回目の参加となる、商船三井100%子会社のCVCMOL PLUSとともに海運業界が直面するさまざまな課題の解決を目指していく。

SPC公式サイト