2025年06月12日 16:03

三和建設は、今年も猛暑が予想される中、炎天下で働く作業員の熱中症対策として、「かき氷ステーション」を茨城県古河市および兵庫県加古川市の建設現場に設置した。5月15日より順次運用を開始している。
三和建設の「かき氷ステーション」は、約10年前、現場所長の「作業員の負担を軽減したい」という思いから誕生した。当時、出勤前にコンビニで氷を購入する作業員の姿を見た所長が、「現場に製氷機を設置すれば、負担も減り喜ばれるのでは?」と導入を決定。その後、「せっかく製氷機があるなら、かき氷も提供できるのでは?」と現場の声を受け、かき氷機も導入。作業員からも非常に好評を得て、以来、かき氷ステーションは三和建設の夏の風物詩となった。
今年の「かき氷ステーション」では、最大ストック量約15Kgの製氷機がフル稼働、現場では連日かき氷が大人気となっている。また近年では、「氷の粒を含む流動状の飲料=アイススラリー」を用いた深部体温の冷却が、「プレクーリング(作業前冷却)」として注目されている。三和建設のかき氷ステーションも、このアイススラリーと似た状態を自然な形で現場に取り入れている点で、建設現場に即した独自の冷却手段といえる。
三和建設は、高温多湿の過酷な現場環境でも作業員が安心して働ける環境を整備することが、企業の社会的責任であると考えている。今後も、現場の声を反映した実践的な取り組みを重ね、作業員が安全かつ快適に、前向きな気持ちで働ける環境づくりを進めていく。