2025年06月12日 12:53

大阪モード学園と大阪メトロアドエラは、6月11日に開催された「デジタルサイネージアワード2025」において、両者が取り組んだ「リアルとバーチャルをつなぐシュールOOH」が優秀賞を受賞した。
デジタルサイネージアワードは、デジタルサイネージコンソーシアムが主催する表彰制度。デジタルサイネージのさらなる普及と市場の活性化を目的に、優れた活用事例を広く募集・表彰している。2025年度は、4月9日~5月9日まで作品を公募し、6月11日に受賞作品が発表された。
受賞作品「リアルとバーチャルをつなぐシュールOOH」は、大阪モード学園と大阪メトロアドエラによるプロジェクトで、Osaka Metro梅田駅の「梅田プレミアムPlus」に出稿された実際のOOH広告に、学生が制作したファッションデザインと、AIによって生成された3DオブジェクトをCG合成した「シュールOOH/CGI動画」を制作。ARやプロジェクションを使用せず、CGIで「現実にありそうな錯覚」を生み出し、広告が設置された場所・時間を超えて広がる新たな体験を提供した。
この取り組みは、現実のOOHとデジタル空間を融合させることで、広告の可能性を拡張する新しい表現として注目された。審査員コメントは、「リアルにおける体験も大事だが、バーチャル空間において、さらに仮想拡張させる体験も重要であることを示した」「物理的な規制の大きい駅構内でAI・CGI等、最新のテクノロジーを活用してVR的な展開を実施した意義は大きい」など。