2025年04月04日 16:03

monoAI technologyは、兵庫県姫路市が推進するスマートシティ事業の一環として、2Dメタバースプラットフォーム「ZEP」を活用した新たな教育機会の提供を開始した。1月より市内の中学校5校にて運用を開始しており、姫路市立中学生の生徒を対象にオンライン学習環境を整備し、今後は対象校を順次拡大していく。

本プラットフォームは、GIGAスクール構想により生徒に配布されている端末をはじめ、一般的なPC、タブレット、スマートフォンなど既存のデバイスから簡単にアクセスすることができる。プラットフォーム内では、学習の進捗に応じてポイントを獲得できる仕組みを採用しており、達成感を得ながら学習を進めることが可能。このような仕組みによって、学習自体を楽しみながら意欲的に取り組むことができる環境を実現した。

今後のアップデートでは、さらなる機能の追加や学びを楽しむための新たな工夫を予定している。姫路城など地域の文化的要素を取り入れ、地元への親しみを感じながら学べる独自の空間を目指す。加えて、個別授業やオンラインイベントを通じて、各生徒の学習ニーズに応じた柔軟なサポートを実施する予定。

本プロジェクトは、姫路市立中学生を対象に、メタバース空間を活用した新しいオンライン学習環境を構築するもの。生徒一人ひとりの学習意欲と基礎学力の向上、さらに不登校生徒を含むすべての生徒に対して教育機会の均等化を図ることを目的としている。