2025年02月05日 15:54

鳴門教育大学は、スマホアプリ「セルデザ」を、2月28日に開催される2024年度教育DX推進フォーラムで発表する。

鳴門教育大学では、教員養成ならではのデジタル・トランスフォーメーション(DX)を強力に推進するため、2022年4月に「教員養成DX推進機構」を設立した。この教員養成DX推進機構が中心となり、AIを活用して学生の学びを可視化するスマホアプリ「セルデザ」を開発している。

「セルデザ」は、学生個々の成績などのデータが集約されるほか、日々の気付きなどのテキストデータを学生自身で記録し、これらをスマホで一元的に確認できる。さらに、学生が継続して取り組めるよう、蓄積された定量データ・定性データからAIが分析したフィードバックを受けられるようになっている。AIを活用しているため、いつでも・どこでも自身の学びを確認・省察できるようになる。

学びが可視化され、フィードバックを受けることで、学生は自身の特長や現在地を把握できる。自身の学びを振り返りながら、日々の成長課題に向けた主体的な学修(セルフデザイン型学修)を深めることをめざす。同時に、可視化された学びを大学教員と共有し、大学教員が学生の学びをファシリテートできる指導体制を整備している。

なお、教育DX推進フォーラムでは、教育データの活用、生成AI、校務DX、情報モラル、NextGIGAなどをテーマにした特別講演や魅力的なセミナーが多数開催される。

鳴門教育大学 / 2024年度教育DX推進フォーラム