2025年02月05日 15:51

パルシステム東京は、2月1日、新宿本部で宅配サービス利用者への接遇力を審査する「パルシステムコンテスト」を開催した。
「パルシステムコンテスト」は2022年度の開始から3回目となった。以降、配達時の職員の対応などに関する問い合わせ総数が年々減少しており、全17配送センターの業務品質と意識向上につながっている。
利用者への接遇力を披露したのは、配達を始めて7カ月から12年目までの幅広い経歴の職員19人。会場内に設けた「玄関先」で、利用者役との商品の受け渡しや質問への対応が審査された。訪問時の声かけからドアを閉めるまでの「所作とあいさつ」「言葉遣い」「品質」「心配り」「応対力」の5項目を、松野理事長をはじめ5人の役職員が採点した。参加した職員はそれぞれ、あいさつや商品の丁寧な取り扱いなど基本的な業務品質はもちろん、自分の声のトーンや話し方、性格なども考慮して個性あふれる応対を再現。利用者役は、問合せセンターに多く寄せられる配達時間の確認や変更の希望、インターネット注文の利用方法など質問を投げかけ、職員の利用システムに関する知識や応対力をチェックした。
採点の結果、第1位に選ばれたのは、江東センターの山﨑万那実職員。2024年9月に同乗職員の指導から独り立ちしたばかりの山﨑職員は「ほかの職員の素晴らしい応対のなか、まさか自分が選ばれるとは。1位に恥じないようこれからも頑張ります」と驚きの涙を見せた。当日の動画は後日、全職員向けに配信し、19人の個性あふれる対話術や気配りを見習うことで、更なる接遇力向上につなげる。