2025年02月05日 09:57

ビーラインドプロジェクトは、視覚障害のある大学生とない大学生が共に創り上げた新しいカフェ「Moonloop Cafe」を2月より東京都杉並区でオープンする。
「Moonloop Cafe」のテーマは「月の満ち欠けと視野の違い」。日々忙しく過ぎる時間の中で、ふと夜空を見上げると、変わらずそこに月が輝いている。「Moonloop Cafe」は、そんな月のように、訪れる人の心にそっと寄り添う場所。このカフェでは、視覚障害のあるスタッフも店長となり、その日のスタッフの視野の満ち欠けに合わせたチャイとデザートを提供する。
このカフェが生まれた背景には、視覚障害のある大学生が抱える「働きたいけれど、選べるアルバイトが少ない」という現実がある。その声に応えるために、視覚障害のある大学生とない大学生が協力し、共に新しい働き方の形を作り上げた。アルバイトの選択肢が少ない、という課題の中でも特に声としても多い「カフェで働いてみたい」というシンプルで真っ直ぐな思いを形にし、視覚障害のある人にも、楽しい仕事の選択肢が広がる社会を目指している。工夫次第で、視覚障害のある人もホスピタリティを活かし、カフェで利用者に心地よい時間を提供できるようにしている。なお、Moonloop Cafeは、東京都杉並区にある「蜃気楼珈琲」という日替わりで店主が変わる「シェアリングコーヒーショップ」で出店している。
場所は、東京都杉並区久我山5-24-1。営業時間は、毎週月曜日 17時30分〜21時30分。