2025年02月05日 09:44

JR東日本は、3月に初めて実施される予定の鉄道分野特定技能評価試験に合わせ、2月~3月にJR東日本総合研修センター(福島県白河市)において、インドネシア及びベトナムからの研修生25名の研修を試行実施する。
JR東日本は、海外鉄道技術協力協会(JARTS)をはじめとする様々な機関と協力・連携しつつ、2024年に新設された鉄道分野の特定技能人材を積極的に育成していく。海外から日本に招聘した人材を対象に、鉄道技術の基礎知識習得と特定技能評価試験合格に重点を置いた研修を新たに実施。2月から3月にかけて、まずJR東日本、グループ会社、パートナー会社、協力会社で、インドネシアとベトナムから計25名を招聘し、約4週間の研修を試行実施する。
少子高齢化を背景に、鉄道の安全運行を将来にわたって継続するには、メンテナンス技術の革新と合わせ、業界全体としてこれまでにない形の人材確保に踏み出す必要がある。そこで、2024年に鉄道分野が追加された特定技能制度を活用し、海外から人材を日本へ招聘し、鉄道技術の基礎知識習得と特定技能評価試験合格に重点を置いた研修を新たに実施する。評価試験に合格した人は、在留資格「特定技能」を取得後、JR東日本を含む日本の鉄道関連企業で就労してもらうことにより、鉄道事業者やグループ会社・協力会社等で車両・軌道・電気設備のメンテナンス業務に就業する人を安定的に確保して、鉄道業界全体の事業運営をサステナブルなものにしていく。