2025年02月04日 19:16

椿本チエイン「Nexa Ware(ネクサウェア)」は、鈴与社の川越物流センターに、「次世代型物流システム」を2024年9月に納入、本格稼働を開始した。
鈴与川越物流センターは、雑貨店舗向けの通過型物流センターで、商品入荷と同時に仕分けを行い、各店舗へ配送している。文具や化粧品など商品点数が多くサイズも異なること、売り場別など仕向け先別の商品保管棚が多数必要であること、また、季節・時間帯によって物量が大きく変動し、一時的に作業者負担が大きくなること等が課題だった。これら課題解決に向けて、今回Nexa WareのDXを活用した「次世代型の物流倉庫自動化ソリューション」を採用した。
この次世代型物流システムには、複数の小型AGVが稼働する「T-Carry system」を採用。入荷商品をすぐに出荷先別に仕分けていく通過型物流センターにおける最適な仕分け工程を実現した。また、物流センター内業務を最適化するデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」を付加。作業エリア別負荷状況の可視化や、現場状況に応じた作業員の適正配置などさまざまなサービスを提供している。
同センターでは、本システム導入により仕分け処理量20%向上をはじめ、多方面仕分けによる生産性向上、作業者負担の軽減などを実現した。今後もマテハンシステムと物流DXの連携によるシナジーを創出。社会課題となっている物流2024年問題や労働人口不足など、物流現場が抱えるさまざまな課題解決に対応していく。