2025年02月04日 19:01

オークコーポレーションが運営する静岡県立美術館ミュージアムショップでは、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風(じゅかちょうじゅうずびょうぶ)」をモチーフにしたグッズを発売する。

静岡県立美術館では、1月25日~3月23日にかけて「生誕140年記念 石崎光瑤」を開催している。この関連作品として、静岡県立美術館所蔵の伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)「樹花鳥獣図屏風」を、3年ぶりに特別展示。それに伴い、ぬいぐるみ、クリアファイル、手ぬぐい、マグカップ、ウッドポストカード、アートマグネットの全6種を発売する。

「樹花鳥獣図屏風」は若冲ならではの独創性が、如何なく発揮された作品。「枡目描き」と呼ばれる奇想天外な描法で描かれる動物と鳥の楽園は、江戸時代の絵画のイメージを覆す、新鮮な驚きに満ちている。右隻は白象を中心にした「獣尽くし」、左隻は鳳凰を中心にした「鳥尽くし」で、身近な生き物から外国の見たこともない生物、さらに想像上の生き物まで、吉祥性の強い鳥獣が水辺に群れ集う様子が描かれている。

「じゅかぞうーJUKAZOOー」は、「樹花鳥獣図屏風」右隻の白象をぬいぐるみにして、ボールチェーンを付けたマスコットにした。平面に描かれたモチーフを立体にするのは難しいが、コロンとした絶妙な丸さがかわいい、唯一無二の象さんぬいぐるみに。足元にはビーズを入れて重心を四肢に置き、前のめりに倒れないよう調整している。価格1500円(税込)。