2025年02月04日 15:53

ドーナッツ ロボティクス(DR)は、2023年より双日と移動可能ロボットのAI開発を行ってきたが、この度、生成AIを利用した次世代接客ロボットを開発した。
DR社は、8年前に設立された社員10名ほどのロボットスタートアップ。2017年「羽田口ボットプロジェクト」に採択され、2024年には、米国NFLのマスコットロボット開発をし、「EY イノベーティブスタートアップ」を受賞している。これまで DR社が開発したソフトウェアを搭載した接客ロボットは、自動車ディーラーショールームへ導入されてきた。
同社では、「爆発的な普及の為には、ロボットが自律(Autonomous)して動けるだけでなく、経済的な自立(Independence)をしていく事が鍵。」と考える。そこで初期導入費用がかからず、自ら製品を販売し、稼げるロボットとなるべく、機能開発を行っている。
労働力としてだけでなく、経済的にも導入企業の力になることができるロボットは、具体的には、商業施設やショールームで動きながら顧客を見つけ、店舗に呼び込みをし、製品を買ってもらえるように交渉し、売上を作っていく。量販店、スーパー、ドラッグストア、オフィス、空港、ショールームなどへも導入を進める予定。
生成AIの登場で、ロボットは知性的な会話が出来るようになっただけでなく、自ら考えて動けるようになった。人間に近い接客が出来るようになることで、ロボット店員も実現可能になると期待される。