2025年02月04日 12:40

滋賀県彦根市とマーケットエンタープライズは、2月4日、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートする。

彦根市では、これまで地域の情報サイトを活用し不要品の譲り合いを促進させるなど、リユース推進に関する取組を進めてきた。しかしながら、粗大ごみとして出される不要品の中には、リユース可能なものが多く含まれている現状があることから、市民が取組みやすいリユースの選択肢を広げることが必要であると捉え、具体策の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、彦根市から働きかけがあり、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、マーケットエンタープライズが展開するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性がある。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もない。2月4日9時に彦根市ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。

彦根市ホームページ