2025年02月03日 15:51

ユーラスエナジーホールディングスのグループ会社である道北風力が北海道稚内市にて建設を進めていた「勇知ウインドファーム」が完成、2月3日より営業運転を開始した。

同発電所は、道北地域に全6カ所の風力発電所、計107基の風力発電機を設置する「道北風力発電事業」の一環。「浜里ウインドファーム」「川南ウインドファーム」「川西ウインドファーム」「樺岡ウインドファーム」に続く5カ所目の発電所となる。

道北地域は国内でも極めて風況に恵まれた風力発電の適地である一方、電気を需要地へ送るための送電線に空き容量がないことが課題となっていた。同社などが出資して設立した北海道北部風力送電が国の補助を受け、2023年4月に大規模な送電網と蓄電池設備の整備を竣工させたことで、この地域で大規模な風力発電の導入を進めることが可能になった。

同発電所は、1基当たりの出力が4200kWのGEベルノバ社製の風力発電機を18基設置し、発電する電力は北海道電力ネットワークへ全量売電する。一般家庭約4万3000世帯の消費電力に相当する電力を供給するとともに、年間8万トンのCO2削減効果が見込まれる。

同社グループは今後も「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う。」という企業理念と「地域とともに発展し、社会から信頼される企業」という企業ビジョンのもと、引き続き風力発電の更なる拡大に取り組む。地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに貢献していく。