2024年11月29日 12:47

Amazonオーディブルは、星新一さんの作品「ボッコちゃん」「宇宙のあいさつ」「妖精配給会社」「午後の恐竜」「おせっかいな神々」を、11月29日から配信開始する。今後数カ月にわたり、さらに15作品が配信予定。

「ショートショートの神様」として知られる星新一さんは、生涯で1000編以上もの作品を発表し、世代を超えて愛され続けている。今回Audibleでオーディオブック化された作品は、星新一作品特有の、不思議でワクワクするSFやファンタジーの要素が詰まっている。また、人間や社会に対する独特の皮肉が巧みに描かれ、短くも驚きに満ちた魅力的な物語が展開される。

この度のAudible配信を記念して、星ライブラリ代表:星マリナさんは、「星新一にとって、物語は最初から声でした。幼少期より祖母・喜美子の傍らで過ごしていた星新一は、喜美子が自作の和歌をくりかえし声に出してなおしていくのを聴きながら眠りにつくのが常でした。長じて、自分の文章も声に出してなおす作家となった。星作品は耳で聴いてもわかりやすいと思っていただけたら、本人もきっと大満足でしょう。」とコメント。

また「宇宙のあいさつ」の朗読を務めた池澤春菜さんは、「目で読んで楽しい星新一作品は、声に出して読んでも素晴らしいものでした。文章の持つリズムが、選び抜かれた言葉が、情景を目の前に浮かび上がらせ、時にスキップするように、時に追い立てるように聴いているわたしたちを前へ前へと連れて行ってくれます。」と語った。