2024年11月07日 15:54
InnovateXは、プラスチック廃棄物のリサイクルを根本から見直す新素材「エコボーン」の発表を行った。
世界では、年間4億3000万トンものプラスチックが生産され、そのリサイクル率はわずか9%。大量のプラスチック廃棄物が埋め立てや焼却処分されることで、地球環境に甚大な影響を与えている。InnovateXの開発したエコボーンは、これらの廃棄プラスチックを無駄なく再利用し、建材やエクステリア資材として新しい形で再生することで、循環型社会の構築を目指す。
建築業界のニーズに応えるエコボーンの特長は、従来の建材にない優れた耐久性・施工性を備えており、環境配慮と高性能の両立が求められる現代に最適。主なメリットには、従来のWPC材と異なり、普段使用している工具で簡単に加工でき、市販の釘やネジで取り付けが可能。塗装不要・防虫防腐処理も不要であり、初期コストを抑え、メンテナンスコストも大幅削減。腐らずに紫外線や雨風に耐えるため、野外での使用でも劣化しにくい。水分吸収が少ないため、寒冷地でも安心して使用可能、などが挙げられる。
またエコボーンはベターリビングによる厳格な建材検査試験に合格し、耐久性、安全性、そして環境適合性を満たしたことが証明されている。環境負荷軽減と高機能を両立する次世代建材として、建築業界に新たなソリューションを提供する。