2024年11月05日 15:41

ネットシスジャパンが開発、販売している宿泊施設向けテレビの利便性向上を図るサービス「TVソリューション」に、新機能として「緊急安否確認システム」が実装された。

日本は台風や津波を始め、自然災害の発生頻度が高い。直近では石川県能登半島や宮崎県日向灘で大きな地震が発生するなど、大規模地震のリスクが常に存在している。同社の主な顧客であるホテルや旅館といった宿泊施設も防災意識を高めており、「災害発生時に状況を早期に把握、救助が必要な宿泊客を迅速にケアできるようにしたい」などのリクエストに応え、本システムを開発した。

「TVソリューション」は宿泊施設向けテレビを用いてスタッフの業務効率化、宿泊客の満足度向上を目的に開発されたサービス。館内や観光名所のガイド、浴場やレストランといった宿泊施設の混雑状況が確認可能な機能が実装されており、より快適な宿泊体験を後押しする。

このたび本システムを導入することで、災害発生時、スタッフは宿泊客が滞在している室内のテレビに向けて一斉に安否確認のメッセージ送信が可能になる。宿泊客が表示されたボタンをリモコンで押すことで、迅速に状況の把握、緊急対応時のオペレーション効率化が図れる。また本システムは海外から訪れた宿泊客の利用を考慮に入れ、5カ国語に対応。既に大手ホテルを含む複数の宿泊施設への導入を開始しており、より満足してもらえるよう追加機能の実装も予定。