2024年10月31日 09:02
東武商事は、東京都板橋区立志村小学校の児童を迎えて、10月18日に環境教育を目的とした工場見学を開催した。
東武商事は、産業廃棄物の収集運搬・中間処理、計量証明事業、 廃油の回収及び再生重油の販売を行っている。
60名を超す規模での子どもを対象とした工場見学を主催するのは、今回が初めてだったが、関係する社員一同、精いっぱいの準備をしてきた。当日は、子どもたちの活気ある楽しげな声に包まれて、滞りなく終えることができた。
東武商事の水処理施設である、松伏スマート・リサイクル・システムズ(MSRS)を見学。受け入れた汚水は、この施設内で「凝集沈殿」という処理方法によって固液分離する。その後脱水処理を行い、液体は最終的に下水道へ放流し、固体はセメント原料や路盤材などにリサイクルもしくは埋め立て処理される。機械・システム管理されているので、工場内を数名の作業員で運営。作業員の安全管理にも十分に注意を払っている。
前半はプラスチックの使用済み容器を破砕したかけら入りのパーツを使ったキーホルダーづくりを通して、使い捨てずに資源としてリサイクルする、サーキュラーエコノミーについて学習。後半は産業廃棄物処理についてアニメーション動画を視聴してもらい、工場などから排出される汚水の適正処理によって、SDGsの目標にも掲げられている「海の豊かさ」や「陸の豊かさ」を守る役割を、東武商事が担っていることを学習した。