2024年10月29日 19:57

シェアウィングは、那智勝浦町と、観光振興および地域の経済発展を図ることを目的とした包括連携協定式を11月15日、那智勝浦町役場にて開催する。

政府は4月より、国境を越えて移動しながらIT関連の仕事をする「デジタルノマド」と言われる人材を対象にビザの発給を開始した。リモートワーク時代の新たな働き方としてだけでなく、滞在する地域への経済効果や地域活性化の観点でも注目されており、日本以外にも約50カ国がデジタルノマドビザを発給している(2024年4月現在)。今回の制度化により、日本でもデジタルノマドの誘致が新たなインバウンド施策として、観光産業の高付加価値化やイノベーション促進の起爆剤となると期待されている。

那智勝浦町は、神秘的な那智の滝や熊野三山の熊野那智大社、観音霊場西国第1番札所・熊野修験道場である那智山青岸渡寺などの世界遺産など、訪日外国人旅行客に人気の観光地。デジタルノマドの獲得を巡っては国際競争が繰り広げられており、競合は世界のリゾート地や有名な観光地などで日本はこの分野では後発。しかし国際的に日本の観光競争力は高く、中長期滞在するデジタルノマドにとっても魅力的な国となりえる。

同社は、寺社に特化した宿泊・体験サービスブランド「OTERA STAY」を展開している。日本らしさとサステイナブルツーリズムの視点を大切にし、歴史的な資源であるお寺、神社、古民家などを活用し、受け入れ態勢の整備と地域一体となった取り組みを目指す。