2024年10月23日 15:47
富士通は、AIが難易度の高い業務を自律的かつ人と協調して推進できるAIサービス「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を開発。「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を通じて、グローバルに提供を開始する。
近年、幅広い業務への生成AIの活用が進む一方で、業務適用におけるAIの構築には高度な専門知識が必要であり、多大な時間とコストを要する。また単一のAIモデルが解決できるのは問題の一部に留まることが多く、期待通りの結果まで至らないことが課題になっている。
「Fujitsu Kozuchi AI Agent」は、人々の抽象的な会話から同社独自の処理ロジックで本質的な課題を抽出して、解くべきタスクを生成する。次にそれらのタスクを解くためのプランを作成し、プランを実行するための最適なAIを同社の生成AIのノウハウに基づくシミュレーション生成により複数選定。「Fujitsu Kozuchi AI Agent」は、選択した各AIにタスクの実行を指示するとともに、各AIから得られた実行内容をもとに、課題解決策を考え、適切なタイミングで人々に明示し提案する。
まずは、損益や商談に関する打合せに、AIが自ら参加して適切な情報の共有や施策を提案する会議AIエージェントの提供を、10月23日より開始。また、生産管理や法務などの業務に特化したAIエージェントを2024年度中に順次拡充する。