2024年10月21日 09:57
コガソフトウェアは、生活習慣病管理料の算定要件に包括的に対応するヘルスケアサービス「ライフケアコンパス」の提供を開始した。
コガソフトウェアは2012年より、投薬に頼らず運動で健康増進を図るEIM(Exercise is Medicine、運動は薬)に着目し、関西医科大学・EIM Japanと産学連携体制を組み共同で、PHRを管理しEIMを実現する健康アプリ「メディカルフィットネス」を開発のうえ、様々なシーンでの活用を試みてきた。
アプリの利用勧奨をするだけでは医療機関には直接的なインセンティブがないため、同社は生活習慣病管理料という診療報酬制度に着目。6月1日施行の診療報酬改定により、特定疾患療養管理料から生活習慣病が除外され、生活習慣病管理料(Ⅱ)に見直された。生活習慣病管理料は療養計画書の作成と患者説明・同意署名が必要となる等、生活習慣病患者に対する診療報酬算定に当たり、従来に比べて医療機関の手間が大幅に増加している。
そこで同社は生活習慣病管理料の算定にかかる療養計画書の作成や運動機能の測定等の事務手続きを支援するサービス「ライフケアコンパス」を提供し、医療機関の生活習慣病管理料算定をサポートしながら、EIMを勧奨してもらえる医療機関に協力を求めていく。この新サービスは、生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)の算定を支援するとともに、療養計画書に基づいた総合的な治療管理を実現するために、血圧・体重などのPHR記録から、運動療法の提案を含めて生活習慣指導までまとめてサポートする。